対馬行きのジェットフォイルはほぼ満席に近い状態であったが、ちゃんと座ることはできた。
途中、壱岐を経由するが対馬までほとんどの時間を寝て過ごした。恐るべし、酔い止め薬。いや、薬のせいかどうかはわからないけど。おかげで船酔いは全くナシ。
お昼近くに対馬の表玄関、厳原(いずはら)港に到着。ここからはレンタカーを予約してあったがすでに何社かのレンタカー会社の人がプラカードをもって出迎えしてくれていた。
手続きをして、車に乗り込み、おとーたまの運転でまずは昼食をと市内のメインストリートらしき(?)方向へ向かう。・・・・・・が、店がない・・・・というか・・・あってもシャッターが閉まっていたり・・・バックミラー越しにこっちを見ながら(おかーたまは後部座席に座っていた)
「どっかないんかっ」 とプレッシャーをかけてくるおとーたま。
「ショッピングモールがあるよ。当然駐車場もあるし、飲食店もいくつかあるかも」・・・・苦肉の案であった。だがここにあるのはモ○バーガーとか、うどんやさんとか。幸い、テナントのご主人が少し歩いた先にあるお店を教えてくれた。郷土料理もあるし、魚料理もあるという。
天然いけす割烹 志まもと http://tsushima-shimamoto.jp/
食事の後、おかみさんは親切に「やまねこマップ」にしるしをつけて色々と説明してくださった。
(おかみさん、ありがとうございました m(_ _)m )
まず行ったのが すぐ近くにある 「万松院」(ばんしょういん) 対馬藩主 宋家の菩提寺で「百雁木」と呼ばれる自然石を使った123段の階段を登っていくと墓所がある。
ここは、音声で案内が流れている。日差しの強い日だったので木陰が心地よい。
その後は、対馬県立歴史民族資料館へ。おとーたま&義父母が中を見ている間、私はすぐ近くの市役所内にある観光協会へガイドマップなどを送ってもらったお礼を言いに行った。協会内は「模様替え」の真っ最中であった(笑)が担当してくださったOさんは家族でちゃんと旅行に来たことに(ひやかしとかでパンフをくれと言ったのではなかったことに?)とってもよろこんでくださった。
つぎに行ったところは 和多都美神社(わたつみじんじゃ)。竜宮伝説が残されている。
↑社殿。白い敷石が目にも清しい。
↑鳥居は全部で五つあり、そのうち二つは満潮時に海水に浸る。宮島の鳥居を彷彿とさせるが鳥居のそのものはさほど大きくない。
つぎはここからすぐの、烏帽子岩展望台。
大パノラマが眼前に広がる。
この日の宿は対馬でも北部に位置する場所にあるため、道を北上しながら見て回るルートになる。
↓
「琴(きん)の大銀杏」
樹齢1500年といわれる、古木だけれど、樹勢はいまなおこの通り。秋になればまた一段とすばらしいことだろうと思われる。
ところで、対馬のあちこちでこんなものをよく見かける。
山すそなどに、少しずつ間を空けて置いてある。中には畑にあったりもする。その数はかなりのもの。
実はこれ、「蜂洞」とよばれる、ミツバチの巣なんだそうだ。蜂蜜をとるための。対馬には「日本ミツバチ」のみが生息し、西洋ミツバチはいないんだそうな。
このほかに「どんこしいたけ」もたくさん栽培されている。シイタケの原木をたくさん見かけた。
この日、宿に入る前に立寄ったのは
「網代の漣痕(あじろのれんこん)」ということろ。れんこんといっても、食べるレンコンではないですよ~ ワタシはどうしてもそっちを連想してしまうけど(笑)
「浅い海底にさざなみがたった状態がそのまま化石として残った」ものなんだそう。
潮がひくと現れるのが別名「鬼の洗濯岩」細かいギザギザの岩盤。・・・・・というか、これ、踏んだだけでボロボロと割れていく・・・・一枚岩じゃないのね・・・・。
この日の宿は対馬海峡を望む高台にある、
花海荘(かみそう) http://www.kamiso.jp/
予約時は山側の部屋しか空いてなかったが、その後キャンセルが出たとかで、宿側の配慮で海側の部屋に変更してもらうことができた。
あらかじめ、魚介類の好きな義父さんのために「刺身の大皿盛りを。派手めに(藁)」と注文しておいた。どのような魚を仕入れることができるかわからない(海が荒れたら漁にでられないから)とのことだったので板さんにおまかせした。「アレルギーはないから」と。
夕食のテーブルの中央にデン!!と置かれたその大皿は予想以上に派手で見栄えのするものであった。
クロダイ(チヌ)の姿造りをメインに、アオリイカ、サザエ、うにといったものも盛り込まれている。
板長、がんばってくれてありがとう(* ̄0 ̄)ノ
義母さんは食べる前に写真を撮りスタッフのおねえさんに「これはなに?こっちは?」と魚の説明を聞き、義父さんは「新鮮な刺身で一杯」がかなってご満悦のようであった。
翌日の天候が少し気になるところであるが、ご飯の美味しさにお酒もすすんで就寝。
・・・・・・つづく たぶん
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